歯ブラシの種類や選び方、知ってますか?
〜電動歯ブラシと通常の歯ブラシ〜
歯ブラシには色々な形や大きさなどのタイプが存在します。
通常の手で磨くタイプの歯ブラシと、電動のモーターで動く電動歯ブラシなど。
歯ブラシの中でも、電動歯ブラシは、機械的にブラッシングの動作を行ってくれることで、徹底的な歯垢の除去が期待できます。
特に歯の間や奥歯など、手で磨くのが難しい部分もしっかりキレイに磨けるメリットがありますが、歯ブラシの毛先の当て方がズレていると、あまり汚れを除去する効果を発揮できないという一面があります。
どの道具にも、一長一短はありますね。
一方、通常の歯ブラシは、電動歯ブラシの振動が出ない分、ご自身で歯に歯ブラシの毛先を当てて小刻みに細かく動かすことで、慎重に歯を磨くことが可能です。
歯ブラシで電動歯ブラシか、通常の歯ブラシかを選ぶ際は、自分のお口の中の状態や好みに合わせて選ぶことが大切です。
〜手磨きの歯ブラシ、適切な交換時期は?〜
歯ブラシは、歯と歯肉の境い目からやさしく磨くのが基本の動かし方です。
歯の磨き残しを防ぐためにも、最低でも2分以上はしっかりと磨くように心がけましょう。
歯を全体的に丁寧に磨くと、長い方では10分近く磨いていることがあります。
また、使用後は歯ブラシをよく水で洗い、乾燥した場所に保管することが大切です。
歯ブラシの毛先が開き始める1ヶ月が経過すると、歯ブラシの毛先の樹脂は摩耗しながら劣化し、歯磨きの効果が低下するため、定期的な交換が必要です。
実は歯ブラシの毛先の先端が消耗することで、歯ブラシの毛が開いてしまい歯だけではなく、意図せず歯肉に歯ブラシの毛先が当たって擦ってしまう場合もありますので、注意が必要です。
必ず毎月のうち、どこか日にちで交換する日を決めるなど、歯ブラシを交換する習慣をつけることが大切です。
〜歯ブラシの保存方法や衛生的な管理方法〜
歯ブラシは使用後、よく水で洗い流して、毛先を上にして乾燥させるのが理想的です。
湿った状態で放置すると、細菌の繁殖の原因となるため、風通しの良い場所で保管することがおすすめです。また、歯ブラシカバーを使う場合も、定期的に清潔に保つことが大切です。複数人で同じ場所に歯ブラシを保管する場合は、ブラシ同士が触れ合わないように注意しましょう。
歯磨きが終わった後に、歯ブラシをお水で洗い流す際にも、指の腹を使用して歯ブラシの毛先に汚れが残ったままにしないよう、しっかりと洗い流してから、毛先の水を切り、ティッシュなどの清潔な紙で拭き取り、乾燥させておくことで清潔な状態を保つことが可能です。最近では、紫外線殺菌ができる歯ブラシを保管できるアイテムや、歯ブラシの毛先を除菌することができる消毒液も販売されるようになりました。
汚れや雑菌が気になる方は、このようなアイテムを使用することも一つのアイディアとして頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。
〜歯磨き粉の種類や選び方との組み合わせ〜
歯磨き粉にも色んな種類があり、たくさん販売されていますよね。
ホワイトニング効果と言って、歯の白さを重視する人や
歯肉の健康を考える人向けの消毒効果のある商品、口臭を気にする人向けの商品、知覚過敏を予防したいなど、目的に合わせて選べます。また、フッ素入りの歯磨き粉は、虫歯予防に効果的です。歯ブラシとの組み合わせを考える際は、自分のお口の中のお悩みやニーズに合わせて、適切な歯磨き粉を選ぶことが重要です。
この歯磨き粉の選び方で、お口のお悩みを解消する近道になることも多くあります。
当院では歯科衛生士があなたにぴったりの歯磨き粉を処方することが可能ですので、気になる方は遠慮なくご相談ください。